モンスターこと井上尚弥選手がスーパーバンタム級の4団体統一王者を防衛しました。
ネリ戦も結果的には圧勝で、またもPFP論争を過熱させています。
そこで、この記事では、ボクシングにおけるパウンド・フォー・パウンド(PFP)の最新ランキングや歴代の1位のボクサーについても紹介したいと思います。
日本ボクシング界黄金期突入か
すげー時代だ— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) July 21, 2024
【パウンド・フォー・パウンド(PFP)とは?】
→全階級の体重差をなくした場合、つまり全階級を同一体重と仮定した場合最も強いのは誰かを示したランキング。
パウンドフォーパウンド(PFP)最新ランキング!
2024年10月23日時点におけるパウンド・フォー・パウンド(PFP)最新ランキングは以下の通りです。
※リング誌選定のものになります。
順位 | 名前 | 年齢 | 国籍 | 階級 |
1位 | オレクサンドル・ウシク | 37歳 | ウクライナ | ヘビー級 |
2位 | 井上尚弥 | 31歳 | 日本 | S・バンタム級 |
3位 | テレンス・クロフォード | 36歳 | アメリカ | ウェルター級 |
4位 | アルツール・ベテルビエフ | 39歳 | ロシア | L・ヘビー級 |
5位 | ドミトリー・ピボル | 33歳 | キルギス/ロシア | L・ヘビー級 |
6位 | サウル・カネロ・アルバレス | 33歳 | メキシコ | S・ミドル級 |
7位 | ジェシー・ロドリゲス | 24歳 | アメリカ | S・フライ級 |
8位 | カーボンダ・デービス | 29歳 | アメリカ | ライト級 |
9位 | 中谷潤人 | 26歳 | 日本 | バンタム級 |
10位 | デヴィン・ヘイニー | 25歳 | アメリカ | S・ライト級 |
ルイス・ネリに圧勝したことで、井上尚弥選手が一時1位に返り咲きましたが、タイソン・フューリーに勝ち、ヘビー級4団体統一王者に輝いたウシクがトップに躍り出ました。
またメイウェザーの愛弟子と言われるカーボンダ・デービスがランキングインしています。
また、2024年7月のランキングでは、日本の新モンスターと言われる中谷潤人選手もランクインしてきました。
デヴィン・ヘイニーが再度10位にランクインし、中谷潤人選手も10位から着実に順位を上げています。
パウンドフォーパウンド(PFP)歴代1位は?
では続いて、パウンドフォーパウンド(PFP)の年間ランキングにおいて、歴代1位に輝いたことのあるボクサーを紹介したいと思います。
パウンド・フォー・パウンドの年間ランキングのデータについては、1989年〜見つけることができました。
○1980年代/90年代
1989年:マイク・タイソン
1990年:フルオ・セサール・チェベス
1991年:フルオ・セサール・チェベス
1992年:フルオ・セサール・チェベス
1993年:パーネル・ウィテカー
1994年:パーネル・ウィテカー
1995年:パーネル・ウィテカー
1996年:ロイ・ジョーンズ・ジュニア
1997年:オスカー・デ・ラ・ホーヤ
1998年:オスカー・デ・ラ・ホーヤ
1999年:ロイ・ジョーンズ・ジュニア
○2000年代
2000年:シェーン・モズリー
2001年:シェーン・モズリー
2002年:バーナード・ホプキンス
2003年:ロイ・ジョーンズ・ジュニア
2004年:バーナード・ホプキンス
2005年:フロイド・メイウェザー・ジュニア
2006年:フロイド・メイウェザー・ジュニア
2007年:フロイド・メイウェザー・ジュニア
2008年:マニー・パッキャオ
2009年:マニー・パッキャオ
○2010年代
2010年:マニー・パッキャオ
2011年:マニー・パッキャオ
2012年:フロイド・メイウェザー・ジュニア
2013年:フロイド・メイウェザー・ジュニア
2014年:フロイド・メイウェザー・ジュニア
2015年:ローマン・ゴンザレス
2016年:ローマン・ゴンザレス
2017年:ゲンナジー・ゴロフキン
2018年:ワシル・ロマチェンコ
2019年:サウル・アルバレス
○2020年代
2020年:サウル・アルバレス
2021年:サウル・アルバレス
日本でもお馴染みのマイク・タイソンやメイウェザー、パッキャオなどそうそうたるボクサーばかりですね。
パウンドフォーパウンド(PFP)で日本人選手の順位は?
最後にパウンド・フォー・パウンドにおいて、過去に井上尚弥選手以外に日本人選手がランクインしていたのかどうかについて調べてみました。
※リング誌選定
【過去ランク入りしたことのある日本人選手】
山中慎介元選手:最高9位
内山高志元選手:最高10位
井上尚弥選手 :最高1位
井岡一翔選手 :最高9位
中谷潤人選手:最高9位
これまで日本には数多くのボクシング世界王者がいましたが、今までにたった5人しかランキングには入っていません。
それだけに、ランキングに入ること自体が名誉なことだということがわかります。
今後さらなる多くの日本人選手がランキングに入ってくることを期待したいですね。
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